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ポプラの介護教室

介護教室(認知症について 第9回)

2022-03-25
皆さん、こんにちは。
春を感じる日が多くなり、過ごしやすくなりましたね。
私的には、花粉症の苦しさも同行しているのですが(笑)

新型コロナウイルスに対する配慮が欠かせない日々が続き、先を見通しずらい状況ではありますが…。
5月には4回目のコロナワクチンの接種が始まるとの発表がありました。
合体した新型コロナウイルスが出たとの報道もあり、この難局に立ち向かい皆で支え合って頑張りましょう。

そんな中でウクライナ問題もありますね。
ロシアの攻撃は決して許される問題ではないのですが、私はウクライナのゼレンスキー大統領も許せません。
ウクライナ国民や他の人達はそう思っていないかも知れませんが、戦争をしているのと一緒な訳ですよ。
愛する国だからこそ、譲れるもの譲れないものがあるのはわかります。
しかし、私から見れば国民を盾にしているとしか思えない。
過去の過ちの一つです、国のために一緒に死のうなんて。
何があっても国民を守る方法を決断するべきですよ。
他国に制裁を求めるまでは良いですが、兵器をねだって戦争しているのが理解できない。

確かに言いなりになりたくない気持ちは分かりますが、国よりも人の命が財産です。
仮にありえない話ですが、戦争したい国は国のトップが戦前に立ち精鋭20人位連れて殺し合いすれば良い。
なぜなら、戦争は狂気だからです。

ウクライナ軍医の(今は削除されましたが)『ロシア人は人間ではないから、捕虜は去勢した。』と聞いた時に涙が出ましたよね。
今はやり過ぎだったと世界から批判が来て謝罪してましたけど、やられた人間が居る事が事実ですよ。
ウクライナの子供達が死ぬのも死ぬほど嫌です。
この狂気が戦争。これを望んだんですか?と、大統領達に言いたい。
武器を持たせて国民も巻き込み、殺す事を正当化させるなんて愛する国民にどうしてそんな事をさせれるのか疑問です。
ロシアも同様、愛する国民に戦わせそんな目に合わせて殺しをさせて何を考えているのか。
支援する国も、軍事協力をするなと言いたい。
話し合い、共生の道を支援していただきたい。

一つ言える事は、世界は平等ではない。
しかしながら過去に比べればかなり共生出来てきている訳ですよ。
国の力比べなんて資源で決まっているようなもんですから、勝てないから逃げろや戦えではなく、外交の中での調律を、平和を各国の国民の幸せのために考えていただきたいですよね。
戦争は、悲しみと憎しみしか生まない。一日も早い終決を願います。

そして日本に関しては、核戦争被害で苦しんだからこそ支援するのではなくスイスやオーストリアのような中立の立場で居てほしかった。
制裁に加担するのではなく、戦争を止めよう、話し合いをしてほしいとどちらかにつくのではなく、正しい判断を伝えるだけにしてほしかったと私個人は思いました。
私、日本が好きなので絶対に戦争に加担してほしくないんですよね。
日本の自衛隊は、助けるためにだけあってほしいと甘い考えなのかも知れませんが、この時代に戦争で死ぬなんて悲しすぎますよ…。
外交の大切さを、しみじみ感じました。

さて、長くなってしまいましたが(笑)
今回は認知症の対応と薬剤についてお話したいと思います。

認知症の初期は、忘れ始める事に本人は不安と混乱に苦しみます。
私個人が心配になってしまう話なのですが、初期は自我もあるため家族の前では「大丈夫。」と言われる事が多く家族も薬は必要ないと考えてしまうケースです。
薬を良く思っていない方たちが多いからだとは思いますが、早期の使用は進行や行動を緩やかにする事が多いです。

認知症にも、お話しした通り種類があります。
状態に合った薬を服薬する事で、アルツハイマー型認知症なら初期の段階が緩やかになりますし、ひとり歩きなら完全ではなくとも抑える事は出来ます。

反社会的行動も同様に、完全ではなくとも抑える事が出来ます。
完全に行動抑制するための過剰投与は、全ての面に置いて逆効果を生む事も事実です。

皆さんもそうだと思いますが、合う合わない薬があります。
「この薬なら、絶対に間違いがない。」はありません。
その人に合った薬を見つける事は大変なのですが、根気よく見つけていく事が大切です。
十人十色で、薬も認知症状も様々です。

そして対応ですが、介護職は感情労働でもあります。
相田みつをさんの言葉をおかりすると、『人間だもの』と言う事で顔や態度に出てしまう事もあります。
過去に福祉や障害施設での虐待が発覚しました。
労働体制であったり、教育不足にて起きてしまう事なのでしょう。
確かに教育が大切なのですが、いくら教養があったとしてもストレスにならない訳がないんですよね。
的確にアセスメントしていたとしても、「なぜ」が起きるのが認知症です。

なので、やはり薬の使用が入ってくる訳です。
私と通所リーダーで『抑肝散』を内服してみました(笑)。
もともと『抑肝散』は乳児の勘を抑えるために作られた漢方薬です。
認知症高齢者にも良いとの事で、今も使用されています。

しかし、私達はもともと勘の虫がなかったため効果は分かりませんでした(笑)。
ボーっとする事もありませんでしたが、認知症の一部の方には有効で穏やかに過ごされている方も居ます。

皆さんが怒るには、理由がありますよね。もちろん認知症の方も多数がそうです。
理由が無くなれば怒りは収まります。
しかし、理由が消滅した事も分からず頭の中で思い込んでしまっている場合は消滅する事はありません。
思い出せば怒り出したりと、解決した事さえ理解できないのも事実です。

施設は共同生活の場ですので、精神を抑える薬も必要最低限必要です。
皆さんもそうだと思いますが、怒るとか混乱するって体力も、頭も凄い疲れるんですよね。
介護業界で教育を持って、薬の使用なく対応できる事が理想なのでしょうが、その理想は介護する人も認知症で苦しむ人も疲れてしまうと私は思います。

なので、その人に合った薬を上手に使用し、病状の知識と寄り添う気持ちで対応する事が介護する側もされる側も落ち着いた状況と思います。
そして、認知症を理解し『何を思うか?』が大切なんだよなぁと。
個人的に思うのは、『自分が家族だったら。』と考えるだけで、ほぼほぼ答えは出ると思うんです。
利用者に対しても、家族への対応に関しても。
この内容は施設で働く職員に対しての内容なんですけどね。

家族がお世話する事において言えるのも、私個人ではただ一つなんです。「頑張らない事」です。
家族のために頑張る事を否定しているのではないですよ。
家族は頑張ってしまうんです、一定以上を。
やはり、『腹八分目』です!昔の方が言われたことわざであったり、中国の言葉も多いでしょうが四文字熟語とか「そうだなぁ」と思う事が多くて大好きなんですが(笑)。

介護は腹八分目で他の人に助けを求めて下さい。
その方が家族しかり認知症の方も結果救われます。
お金が掛かる現実もあり金銭的に苦しい場合もありますが、金銭面でも色々な方法があります。
ポプラでも生活保護を受けながら生活されている方も居ます。
すべてにおいて助け合いが出来るシステムになっています。

いつでもポプラサポートは、ご相談にのります!!
メールでの相談やご意見もお待ちしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

では、次回と申しますか、次年度より私ばかりの話では皆様も呆れてしまうと思うので(笑)、他の職員が記載する事にもなりましたので、楽しみにしていて下さい。
しかし次回はまだ他の職員の選出が出来ておりませんので、私が『高齢者の歩行介助』についてお話したいと思います。
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